さんしゅみ

創造的・能動的・受動的の3種類の趣味で人間は幸福を感じられるらしいとか

【これでOK】クレジットカードを20枚近く発行してきて最終的に財布に残った2枚のクレジットカード

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年末年始の連休で色々と振り返っていたところ、2015年から2021年末までで、全部で20枚ほどのクレジットカードを発行していました。(デッキが組めそう)

QRコード決済やポイント経済圏などキャッシュレス・ポイント界隈は近年、大変革が起き、西に高還元率のポイントカードがあればこぞって発行し、東に半額以上の還元となるQRコード決済のキャンペーンが始まればアプリをダウンロードしに行く、といった感じで、各サービス業者にいいように流されていました。

タッチ決済であろうがQRコード決済であろうが現金や銀行口座からチャージするより、最終的にはどのクレジットカードを利用してそのサービスを利用するのが一番得か、というのがメインの図式になっていました。

そういったサービスも2021年頃から一定の普及期を終えて成熟期に入り、派手なキャンペーンも最近はすっかり大人しくなって来ました(大きくPRしていますが還元率はそこまでじゃなく、条件が抽選だったり)。

普及期では高還元率となっていたクレジットカード単体も改悪によりずば抜けた還元率も無くなって来ました。発行して還元率が悪くなったので乗り換えて、そのカードも還元率が悪くなったので乗り換えて…といったように振り返ると手間ばっかりかかってたような。

そこでなるべく改悪されにくい、もしくは改悪されてもそれなりの還元率を保ちつつ乗り換える必要のないサービスを持っているカード2枚に落ち着いたのでメモ。

こんな使い方をしている

私の今置かれている状況や決済手段は以下の通り。

 

  • 都内在住で期限無しのフルリモート勤務となり、電車利用はプライベートも含めて1月に1、2回ほどまで減った
  • 遠出する場合も電車は利用せずにバイクで移動(車は所持していないので雨の日は出かけない)
  • 近所の買い物はモバイルSuica→楽天Pay→クレジットカード→現金の順で利用(簡単な方法で決済したい
  • ネットでの買い物は値段や品揃えが変わらなければヨドバシ(普段)⇨楽天(セール)⇨Amazon(セール)の順で注文(モノタロウやAliExpressなど入手先が限られているものを除く)
  • 共通ポイントは楽天ポイントを主軸としてPonta、dポイント、Tポイント、PayPayボーナスは積極的に貯めない(各ショップポイントも基本的には積極的に貯めず、勝手に貯まるJRE POINT、ヨドバシ、Amazonは積極的にチャージ・利用する)

コロナ禍で電車通勤が無くなり、以前ほど移動でモバイルSuicaを利用する機会は減りましたが、長い時間をかけて築かれてきた決済ネットワーク網はやはり強く、Suicaを利用できる場所はかなり多いです。

QRコード決済も店舗側が端末を用意する手間を考えると普及度は高いですが、スムーズに決済するといった事を考えるとタッチ決済の利便性、中でも20年以上の歴史を持つSuicaの力はかなり大きい。(Edyも同じぐらいの歴史がありますが首都圏の交通インフラの力が為せる技ですかね)

そして、そのモバイルSuicaでチャージしているのは以下のカードです。

エポスゴールドカード

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Suicaチャージとなると有名なのが「ビックカメラSuicaビューカード」。ビューカードのため改札でのオートチャージ、Suicaチャージや定期券購入でも1.5%の高還元率、年1回以上の利用で翌年の年会費無料という定番カードで、今後の改悪となる可能性もほぼ無いですがあえてそちらは使わずに「エポスゴールドカード」を利用してます。

(2023年8月10日)改悪が発表されました。長期間も恩恵に預かれたので悔いは無いです。

www.eposcard.co.jp

ちなみに通常カードからゴールドカードへの変更時に旧カードデザイン時代のゴールドの券面に燦然と輝く赤いEPOSロゴが微妙だったののでKITTE丸の内まで行ってカード発行した記憶があります。

基本カードスペック・サービス

  • エポスカードVisa(一般カード)を利用してインビテーション(招待)を受ければ年間利用額が50万円以上となった翌年以降は永年無料
  • 年間のカード利用額が50万円を超えると2500ポイントが付与され高還元率(基本0.5%還元+ポイント付与による0.5%還元+後述する選べるポイントアップショップ利用分で決済先によっては最大1%=1%〜1.5%の還元率)
  • 年間のカード利用額が100万円を超えると10000ポイントが付与され高還元率(0.5%+1%+1%=1.5%〜2.5%の還元率)
  • ポイント利用先はJALマイル(1000ポイント⇨500マイル)、ANAマイル(ゴールドカード会員は1000ポイント→600マイル)交換ができ、Amazonギフト券が1ポイント〜から利用できるので解約時のポイント使い切りに心配が無い(今のところ)(プリペイドカードを別途発行、利用すると0.5%還元があるがチャージや、カードの使い分けが面倒なので利用しない)
  • 小規模ネットショッピングサイトを利用する際に、カード番号の漏洩リスクを低減する「バーチャルカード」を発行でき、再発行もある程度自由に可能。利用金額も都度チャージできることで、もし不正利用された場合でも精神的負担が低い。
  • 丸井グループの経営状況的にカードによる業績成長が大きく、家賃払いサービス、リボ・分割残高による利益によって現時点では将来的な改悪の可能性が低いと思ってる(主に還元率、選べるポイントアップショップなどのサービス)

使い方や環境による恩恵

  • コロナ禍で電車利用が減ったことによりオートチャージの恩恵が受けれなくなったのでビューカードである必要が無くなった(スマホアプリからチャージする事がほとんど)
  • ビューカード以外のクレジットカードを利用するとモバイルSuicaに年会費がかかっていたが近年撤廃された。
  • エポスゴールドカードの「選べるポイントアップショップ」に「モバイルSuica」を選択するとSuicaチャージで1.5%還元となる(2023年8月31日で終了。今後は0.5%還元のみ)(定期券購入は選べる「ポイントアップショップ」を別途指定する必要があるが、そもそも定期券を購入する機会は長期にわたり無い予定。全部で3枠あるため選択自体は可能)
  • ポイントサイト経由での還元がほとんど無い「ヨドバシカメラ.com」だが、ヨドバシゴールドポイントカード+(クレジット付きのヨドバシポイントカード)を利用しなくてもヨドバシポイントが10%還元となり、選べるポイントアップショップに「ヨドバシカメラ」を選択してエポスゴールドカードで支払えばエポスポイント1.5%となり合計還元率は11.5%以上となる(書籍についてのみヨドバシゴールドポイントカード+で20%還元がある)
  • マルコとマルオの7日間(セール期間)では丸井店舗での買い物が10%オフ。私が利用するの店舗は無印良品ぐらいで、無印良品週間(無印良品のセール期間)と重なると20%オフで買い物が可能(ただし、もの凄い混雑する)
  • 選べるポイントアップショップ枠に「ETC利用」が選べるのでバイクで遠出する時期(春秋)以外はフリーの枠が一つできて好きに選べる(Appleの新製品発売の時期と重なったりするので「Apple」を指定したり)

全ての買い物での最高還元率を目指すのではなく、ある程度の高還元率での妥協点としてエポスゴールドカードに落ち着いた感じです。

私の場合は楽天市場、Amazonでの買い物を除いた年間のクレジットカード利用実績が大体120万円ほどなので、ボーナスポイントにより還元率は1.5%以上になり、年間利用額が100万円を超えた分は段々と還元率が下がっていきます。

なので100万円を超えた場合は基本的に固定費支払い、選べるポイントアップショップ、バーチャルカードでの利用先を除いてクレジットカード払いができるお店での利用は次に紹介するカードの利用に切り替えます。

楽天カード

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言わずと知れた万能カード。カードの力というよりポイント経済圏の力が日本国内に置いて頭ひとつ飛び抜けているんですよね。宗教上の理由で楽天と名のつくものに触れることが許されない、という事情が無ければ楽天沼に浸かるのもよし。

メリットは散々語り尽くされてきてるけど

  • 還元率はどこで利用しても基本1%(モバイルSuicaは0.5%なのでチャージには使わない)
  • 楽天市場での買い物はSPUや5と0が付く日、自社チームの勝利、お買い物マラソンなど還元率加算施策が多い(期間限定ポイントも盛り盛り溜まる。消費が大変
  • 楽天モバイル、楽天ひかり、楽天でんき、全てポイント支払いができる
  • 楽天銀行でも様々な取引でポイントが貯まる、楽天証券で一部ポイント投資が可能(楽天証券との連携は改悪が発表されたけどまだ強い)
  • リアル店舗でもポイント提携店が多い、楽天ポイントカードや楽天Payで期間限定ポイントの消費が可能
  • フリマアプリのラクマの売却益も楽天サービスの決済、楽天Payで消費可能

楽天市場の探しづらさと、楽天市場での購入ボタンを何も意識せずに押してしまうと、鬼のようにメルマガが飛んでくるデメリットはありますが、どちらも慣れれば使える経済圏になるんですよね。

あとはアカウント関係のシステム周りに変なクセがない。

dポイントにおけるdアカウントや、TポイントのT-SITEとYahooIDの扱いとか、PontaのリクルートIDとdポイントの連携やら、登録情報を変えたり、連携するカードを変えたり、ポイントの移動をしたりということをやろうとするとシステムに癖があって、とんでもなく面倒なんですけど、楽天ポイントは楽天以外のポイントサービスとの連携(交換ではなく、相互利用・相互連携)が無いので面倒がない。

還元率も基本1%で楽天Payなどで使用する場合はポイント支払いでもポイントが溜まるなど使い勝手がいいのは確かです(カードと比べると還元率が落ちるが、期間限定ポイントを消費する場が残されているのがここぐらいしかない

エポスと比べて楽天経済圏は今後回収フェーズに移行していくので改悪は免れないと思います。ただ、他の経済圏が追い上げたとしても優位な状況はしばらく変わらないと思われます。

他のクレジットカードは全く使わなくなったのか

現状、財布に入れているのは上記の2枚ですが、正確には楽天銀行を利用しているので「楽天銀行デビットカード」でキャッシュカードと一緒にしてしてます。

デビットカードはガソリンスタンドやホテルでの決済ができなかったりしますが、還元率や他の場所での使い勝手は変わりなく、かつエポスも持ち歩いているので決済できなくて困ったという事象は回避できます。ただし、楽天市場は還元率の面で楽天カードを使う必要あり。

じゃあ他のクレジットカードは全て解約したのかと言われたら、そんなことはなくて、今現在も所持しているクレジットカードは以下の通り

  • ヨドバシカメラPOINT CARD +(ヨドバシリアル店舗やヨドバシ.comでの書籍購入用)
  • Amazon Mastercardゴールド(サービス内容の変更が発表済。プライム会員も今年で解約予定。券面デザインは好き
  • MUJI Card(無印良品 年3回、期限付きの500ポイントが貰える
  • Yahoo!JAPANカード(PayPayカードへの変更が発表済。今後のPayPay経済圏の動向次第で継続か解約か)
  • ANA CARD ZERO、イオンJMB CARD(マイレージ用)
  • セゾンカード CineMILEAGE Card (TOHOシネマズでの利用頻度が高かった時に作成、決済はしないのでほぼ会員カードとして利用していたが別の映画館の利用頻度が増えたので無料視聴分まで溜まって使用したら解約予定。年一回利用で翌年の年会費無料)
  • JCB EXTAGE CARD(JCB CARD Wを利用している最中に申し込みしたら勝手に切り替わってしまった名残。ETCカードの予備として残している。ETCXが利用できるブランドでもある)
  • 三井住友VISAカード、三井住友Mastercardカード(年会費永年無料、20%還元キャンページ時に作成。SBI証券への積立で使用を検討中だが解約する気がする)

これでも10枚ほど解約した残りなので減ったほうです。

基本年会費無料のカードですが、年1回利用で年会費無料となるカードも少し含まれているので、そういったカードは積極的に解約し、クレジットカードダイエットを続けます。脳のメモリを大事にしたい。

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