さんしゅみ

創造的・能動的・受動的の3種類の趣味で人間は幸福を感じられるらしいとか

平成ネット史(仮)展に行ってきた。

2019年に突入して早くも10日以上が過ぎてしまいましたが、あけましておめでとうございます。人ゴミを避けていたら初詣もこんな時期になっちゃいました。

家でゴロゴロしているのも飽きてきたな〜というタイミングの1月2、3日の二夜連続で放送されていたNHK番組「平成ネット史(仮)」。この番組のリアルイベント「平成ネット史(仮)展」に行ってきました。

イベントに合わせて今日午後2時〜4時にも再放送されていたようですね。

pid.nhk.or.jp

会場・会期など

会場は渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホールAホワイエ

会期は2019年1月11日(金)〜14日(月・祝)の4日間と超短期開催。但し入場無料。

ヒカリエはエスカレーターで上階まで上がるのが意外と面倒なのでとっととエレベーターに乗ってしまうのが便利。建物奥のエレベーターから11階まで進むとこんな景色も見れるので一枚パチリ。渋谷駅の工事が横浜駅のそれに近づいてきている気がする。

展示会自体は無料の上に写真撮影はOK。ネット史と言うぐらいなのでどんどんTwitterとかで拡散してくださいというスタンスでした。ブログネタになるので大変ありがたい。

展示内容・トークイベント・混雑具合など

1月12日13時前に到着し待機列は20人ほど。並び始めて10分もしないうちに中に入れました。夕方になればなるほど混み合うと思いますので出来れば午前中に向かいたいところ。

会場展示としては以下の通り。会場に置いてあったフライヤーより引用。

①あなただけの!インタラクティブ年表

 顔写真を撮影してログインしたら・・・何かが起きるかはお楽しみ。平成のネット史を象徴する様々な事象をインタラクティブな仕掛けで追体験!

②4Kで体験!あなたはどっち派モニター

 「あなたはインターネットで幸せになりましたか?」などの気になる質問に対して、自分は主流派なのか、みんなはどう思っているのか、220インチの4Kモニターを使って明らかにします!

③NHK「平成ネット史(仮)」番組セット展示

 堀江貴文さんや落合陽一さんたちが平成のネット史について熱く語り合った番組セットがイベント会場に登場。ネットっぽいアイテムも散りばめられていて結構笑えます!

 トークイベントについてはこちら。最終日にはトークイベントが無いので残りは1月13日(日)19:30〜21:00の回しか残っていませんが・・・

夜の部 平成ネット夜話

第1夜「インターネット もう少しスピードダウンしませんか?

日時:1月11日(金)19:30〜21:00 出演:宇野常寛さん(評論家:批評誌『PLANETS』編集長)ほか

 

第2夜「インターネット女子会」

日時:1月12日(土)19:30〜21:00 出演:森永真弓さん(博報堂DYメディアパートナーズ)ほか

 

第3夜「よみがえれ テキストサイト」

日時:1月13日(日)19:30〜21:00 出演:健さん(侍魂)ほか

 

観覧を希望される方には当日13:00から会場入り口で整理券を配布します。(店員60名) 

1月12日(土)限定で昼の部も開催されていました。当初、このトークイベントを目標に動こうとしていましたが見事に寝坊。まだ正月ボケが抜けきれてません。

昼の部 懐かしガジェット鑑定ショー

日時:1月12日(土)11:30〜12:30 出演:林雄司さん(デイリーポータルZ)ほか 

到着した時に第2夜「インターネット女子会」の整理券配布が開始されていましたが1時間ほどじっくり見て会場を出たら整理券が余っているぐらいでした。思ったよりも観覧希望者は少ない・・・?

展示内容詳細など

入場してすぐのコーナーでメイン展示となる「インタラクティブ年表」用の写真を撮影します。

この写真撮影は必須では無く、横を通過して展示に進むこともできるのですが、メイン展示が味気ないものになるので大人しく並んだ方が良いかと。ちなみに列の最後の方になるまで「参加自由」の立て看板が見えないので「ここまで来たら折角だし撮っておこう」心理が列に並んでいる全員に働いている可能性大です。

ここでは顔写真の撮影3枚(うち1枚はメガネをかけている場合は外し、前髪が映らないように撮影)、ニックネーム、年齢、性別を登録します。

この場所から会場全体を見渡せますが大きさはこんなもの。結構小さい箱です。

写真撮影が済んだら一つ目の展示「インタラクティブ年表」からスタート。

展示① あなただけの!インタラクティブ年表

「あなただけの!」というのが、どういったものなのか気になってましたが、先ほど登録した写真や情報が展示に反映される形でした。

前編 Windows95登場〜ニコニコ動画

平成が始まった1989年からスタートとなっていますが、いきなり1995年(平成7年)Windows95発売から年表が始まります。

このようなマークが描かれている展示の前にスタンドポイントがあり、ポイントに立つとカメラで顔を認識して先ほど登録した内容を元にモニタ上に顔写真やコメントが出てくれます。

もちろん年表に沿ったデバイスや出来事、サービスの年表も。内容が特別濃い訳でも無いですがTwitterや2chで見慣れた文章表現です。ちょっとやりすぎてしつこさが出てるぐらい。

ネット老人会の懐古ネタで毎度おなじみ「カイル君」、楽天市場がAmazonより先にサービス開始していたのはここで初めて知るなど。

ガングロメイクは「ネット史」に入るのか・・・?これも顔写真を元に合成が入りますが「ガングロメイク」から「ガン」が抜け落ちた画像が魔法生成されます。

ここでやっとAmazonが登場。「魔法のiらんど」と同時期なのか・・・

顔写真と元にAAを作ってくれるインタラクティブ展示。残念AAじゃなくて思ったより高いクオリティのAAが出てきます。この辺りから2000年代へ突入。

ギャル文字も凄い文化だったなぁ・・・中にはスラスラ読み上げている元ギャルっぽい人も。

Windows XP発売やテキストサイト、FLASH、Winnyなど。ネット上で発信しようとする人が徐々に増え始めた時期です。

セカンドライフってもう少し後だったように感じますが、企業がこぞってスペースを借り始めたのはもう少し後の事でした(2007年頃)。今のVRブームを見てるとタイミングってホント大事。

つい最近(といっても2016年)に閉鎖した「前略プロフィール」もこのあたりでサービス開始。このあたりの年代はまだ「Welcome to Underground」感がありましたが、インターネットの未来に対する不安などは、感じる暇も無いぐらい楽しんでいたと思います。

ここでは付箋が貼り付けられる参加型展示。ほのぼのした話題やネタが多め。

全く無いといえば嘘になりますけど「殺伐とした」雰囲気は今と比べると可愛いもので、まだまだネット上はお祭りのようなものを感じられる時代だったような。

後編 iPhone日本初上陸〜現代

ここでiPhoneの登場。私も徹夜して「iPhone 3G」購入しましたよ〜。夏前の暖かい時期だったはずなのに、夜は思いの外寒かったのを覚えてます。

時代は「ガラケー」から「スマホ」へ。「ケータイ」から「スマホ」へ、ではなく「ガラケー」という言葉が新しく生まれ、「ケータイ」から言い換えられるのがなんとも不思議な感じでした。Twitterのサービス開始当初は「ふぁぼったー」の「赤ふぁぼ」を有難っていた時代が懐かしいです。

このあたりで開始されたサービスはほぼインフラに。恐ろしいなぁ。

実況文化がすっかりTwitterに根付いた象徴でもあった「バルス祭り」。LINEのあるあるネタも。

こちらにも付箋コーナー。Twitterで求人を受けたりTwitter婚だったり、主戦場はすっかりTwitterに。10年後には新しいサービスが登場してそっちに人が流れてたりしますかね。

ハーボットいたなぁ・・・どっちかというとiPhone登場前の出来事のような気もしますが。

控えめな文字のわりにちゃっかり特等席を押さえてる…。

モーションキャプチャーでVRを動かせる体験もありました。体の動きに連動していない時は3Dモデルがラグドール気味に曲がっちゃいけない方向にプルプル震えてて新たな生贄(人間)を待ち構えてます。

iPhone登場以前の出来事の方が興味深いので後半は割と飛ばし気味に見ていきました。あ、はてな関連のサービスについては全く触れられていませんでした。

展示② 4Kで体験!あなたはどっち派モニター

この展示がNHKのイベントだったという事実を思い出させてくれるありがたい展示です。220インチモニターが会場奥に鎮座しているんですがこれがすごい目立つ。会場の大きさと合ってないです。ワンルームに置いた60インチモニターぐらいバランスが悪い。

この220インチモニターを利用して表示されるのが宇宙空間に浮かんでいるようなオワタという無駄遣い。無駄に奥行きがあります。

手元のタッチモニターで操作をしていきます。6つほどのネットに関連した質問に答えてその結果を見れるようになってます。質問は順番に答えるのではなく、自分で選び回答する流れです。答えた質問は消えるわけではないので答えようと思ったらいつまでも答えられちゃうシステム。

集計結果はこの会場で集計したものではなく、事前に公式ツイッターで集計していた結果を表示している様子。

展示③ NHK「平成ネット史(仮)」番組セット展示

放送時に使われた番組セット。フォトスポットとなっていますが注目したいのは展示されている小物たち。

おそらく実物を見れるのはこれが最後なんじゃないかという端末達。iPhoneは持っていたけどNERV携帯は欲しかったなぁ。

先行者にMDプレイヤー!たまごっちにフロッピー!

年代にかかわらず雑多に置かれているのがまたいい。

この辺りの棚はほとんど分からないですが念の為写真に納めておく。

まとめ

写真ばかりで内容が薄っぺらいエントリとなって申し訳ないです。ただでさえ会期が短いのにがっつり文章を推敲していると先にイベントが終了してしまうので気になっている方向けにざっと作ってみたエントリです。ご参考に。

無料だし三連休やること特に無いなーという人は14日にフラッと立ち寄って駅向かいのTOHOシネマズで1100円のサービスデー料金で映画の一本でも見ればいいと思います。「シュガーラッシュ・オンライン」とかネットネタが数多くあるらしいですよ。自分も14日に見る予定なのでまだ内容は分からないですが。

このエントリで紹介していないインタラクティブ展示もありますのでまだまだ楽しめる要素はありますよ。気が向いたら明日にでも一部のインタラクティブ展示の動画をUPしようかと思います。(追記:動画素材がボケボケだったりしたので動画は無しで…)ではでは。

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